筋膜・軟部組織

肩関節周囲炎(いわゆる「五十肩」)の治療法

肩関節周囲炎(いわゆる「五十肩」)の治療法は、症状の進行段階(急性期・慢性期・回復期)に応じて変わります。以下に、一般的な治療法をわかりやすくまとめます。

【肩関節周囲炎の治療法】
🔵 1. 急性期(痛みが強い時期)
目的:炎症と痛みの軽減

安静:肩を無理に動かさない。重い物は避ける。

薬物療法:

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)

痛みが強い場合は、ステロイド注射(関節内注射)

アイシング:炎症が強い場合は冷却(1回10〜15分)

超音波治療や電気治療(物理療法):痛みの緩和を促す

🔵 2. 慢性期(痛みがやや落ち着いたが、動かしにくい時期)
目的:拘縮(こわばり)の予防と改善

温熱療法(ホットパックなど):血流を改善して筋肉をほぐす

ストレッチ:

振り子運動(コッドマン体操)などの軽い可動域訓練

肩を無理なく動かすことで関節の固まりを防ぐ

リハビリテーション:理学療法士の指導のもとでの運動療法

姿勢の改善・肩甲骨の運動:周囲の筋肉のバランスを整える

🔵 3. 回復期(痛みが軽くなり、動きが戻り始める時期)
目的:可動域の回復と筋力強化

本格的な可動域訓練:肩関節を広く動かすストレッチ

筋力トレーニング:肩周囲のインナーマッスルの強化

日常生活動作の改善:姿勢や動作のクセを見直す

💡 その他の治療選択肢
ヒアルロン酸注射:関節内の滑りをよくする効果あり

ブロック注射:強い痛みに対して有効な場合がある

手術:長期間治らない重症例には関節鏡視下手術(ごくまれ)

🏠 自宅でできるセルフケア例
壁に手を這わせて肩を上げる「壁這い運動」

タオルを後ろ手に持って上下に動かすストレッチ

お風呂で肩を温めてから運動すると効果的

✅ 注意点
無理なストレッチは逆効果。痛みが強い日は休むこと。

改善までに数か月〜1年かかることもあります。

片側が治っても反対側に出ることもあるため、両肩のケアが大切。

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